今日は久々にIkan Boulu (Ikan Bahulu / マレー名 : Ikan Bandeng)を食べました。コタキナバルの魚市場で買ったものです。
他にはいつもより安かったカミナリイカ、焼いたりカレーにして美味しい小エイ、タコ、それと何にしても美味しいアイブリも買いました。どれも新鮮で満足なお買い物です。
それにしてもカミナリイカがRM14/kgとはびっくり。普段ならRM30/kg前後します。もっと買って冷凍しておけばよかったかもしれません。 アイブリ(Ikan Aji-Aji, Ikan Mong)は良いものがあると必ず買います。冷凍して日持ちしますし、とても美味しいです。
携帯のカメラが直ったら買い物風景なんかも載せたいですね。
さて、今日は久々のIkan Boulu料理。
和名はサバヒー、英名のMilk fishはミルクのような身の色からつけられたそうです。
Ikan Bouluは養殖もされていて、よく流通しているのでサバ州東海岸側でも比較的手に入りやすい大衆魚です。マレー系のレストランだとウコンを使ったスープがナシチャンプル用に出されているのをよく見かけます。
海水魚ですが小型のものは汽水にも入るため、ダガット周辺の川でもたまーに網にかかります。
今回買ったIkan BouluはRM13/kgでした。1.2kgなのでRM15。ちょい高めですがとても鮮度が良かったので。
- 和名:サバヒー、虱目魚
- 学名:Chanos chanos
- マレー名:Ikan Bandeng
- 英名:Ikan Boulu
- 地元名:Ikan Boulu, Ikan Bahulu
やっぱりウコンとショウガのスープにして美味しく頂きました。ニシンみたいに小骨がちょっとあるのがまたいいんですよね。臭みもなく、脂も適度に乗っていました。
もう見た目から美味しく、写真を撮るのも忘れてしまったのでした…
この魚、養殖のものが多く藻類を食べる食性のせいか、時期によっては結構臭みがでます。
こちらでは雨が少ない時期になると汽水の塩分濃度が上がり、ホテイアオイなどの水草や藻類の死骸で水全体がコケのような匂いになるのですが、その時期の汽水はどの魚を獲っても臭みがあります。特に藻を食べるIkan Kitang(クロホシマンジュウダイ)やボラ科の魚は特に臭みが強くでます。それはもう揚げてから味付けするという二度手間料理やカレーを使った料理で誤魔化すほかないくらいの臭みです。
Ikan Kitang (クロホシマンジュウダイ) はこちら
Ikan Bouluも汽水で養殖されることが多いようなので、その影響なのではないかと勝手に思ってます。東南アジアでお魚を買う時は、養殖魚や汽水魚は雨の少ない時期を避けるといいですよ。
旅行で来られる方は旅行者向けの海鮮料理店に行くことも多いとお思いますが、僕はやっぱり、そういうお店には並ばない、人々の食卓そして大衆精神と密接な大衆魚料理もとても魅力的だと思います。地元民向けのレストランなんかには結構出てるので、是非お試し下さい♪