東南アジアといえばバナナですね。
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サバ州にも多数の品種のバナナがあります。ただ、サバ州東海岸側ではなぜかバナナの種類は少なめです。
バナナの茎はゾウの好物でもある上、小さな苗はイノシシに食べられてしまうため、ダガット村ではバナナを植えることが出来ません。像の襲来の少ない隣のパリット村からもらうか、街やジェロコジャンクションで買うことになります。
東側で一番手軽に、安く買えるバナナの代表はピサンオレンやピサンブダックと呼ばれるバナナです。半島での名前はピサンルマックマニスのようです。
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このかわいいバナナはフルーティーな香りの強さがありますが、甘さは控えめなのが特徴です。小さいため食べ応えがあまりないのと、熟れ始めると日持ちが悪いのもマイナス評価なようです。
同じくらいの大きさで、どこでもよく売られている、強い甘みが特徴のピサンウマスとは実の形状、皮の質感で見分けることが出来ます。ふっくらしたピサンウマスと違い、ピサンオレンは細めで実にバラつきがあります。ピサンウマスの方は食べ頃になってもそれなりにしっかりとした、つるっとした表面の皮なのに対し、ピサンオレンは薄く頼りない印象を与えます。
ピサンオレン、色んな商用バナナがある中では影の薄い存在ですが、フルーティな香りと滑らかな舌触り、主張し過ぎない甘みはその扱いと対照的でとても上品だと感じます。
是非、機会がありましたら試してみてください!