ボルネオ島、ジャングルの中にあるダガット村での生活・文化・生き物などについて書いてみます

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オニテナガエビ 2 投網漁

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オニテナガエビ漁の漁法はここでは二種類です。今日はそのうちの一つ、投網漁を紹介します。

投網漁

投網での漁は単純明快に見えてやはり慣れが必要。

使用する投網は11~12フィートのものが一般的です。

漁でまず重要になるのが潮汐、川の状態です。その状況からどこでいつ漁をするのか、それともなければ漁を休むのかを決めます。漁に出るためには日本に比べれば安いとはいえガソリンを使いますし、体力も使います。

この辺りは下流域なので条件としては、一定の降雨が上流であること、潮が動いていること、潮位が高すぎないこととなります。一番いいのは大雨の3日後くらい、濃い濁りが薄くなってきた頃で、パンガシウスが獲れる頃と重なります。逆に降雨が上流でない時や潮が止まっている時はあまり獲れません。

キャスト

投網の手法には二種類あります。一つは通常の餌を使った漁、もう一つが“ムランバン”という餌を使わずにひたすら網を打ち続ける漁になります。当たり前ですが、あまりの好条件でなければ餌を使った方が沢山獲れます。

餌は鶏の配合飼料に干潟の泥を混ぜて沈むようにした物を使います。一晩以上発酵させると更に良いです。作り立ては特に匂いはありませんが、発酵させるとちょっとウンコのような芳しい香りになります。

投網漁の餌

この餌を手に取り、大きなお握りサイズに固めてポイントに投げ入れます。忘れ易いので目印を付けながら数カ所に投げ入れながら5~10分間過ごします。

ニッパヤシの若い葉を目印にする

そろそろ良いかなと思ったら最初の餌の投入場所から漁の開始です。

投入して底に着けるとエビや魚の振動が伝わってきます。

あとは網が開かないように気を付けながらボートに上げます。

グレード3のエビ

特に薄暗い時間はIkan Utik, Ikan Baung等のギバチの仲間や, Ikan Kitang(クロホシマンジュウダイ)の子供などの毒棘を持つ魚に気を付けなくてはいけません。小さいものは見えづらく、うっかり触ろうものならかなり痛い思いをします。

刺されるととても痛いクロホシマンジュウダイの子供

漁獲されたオニテナガエビ

人によってはガソリンがもったいないということで漁場に数日留まる人もいますが、大半は朝に出て午後には帰ってきます。漁が終われば村に帰り、昼寝や井戸端会議、スポーツをしたりして思い思いに過ごすのが村の生活です。

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