村はジャングルの中にあるので、時々色んな動物が迷い込んできます。
今回来たのはボルネオコビトリス / Exilisciurus exilis (Bornean Pygmy Squirrel or Least Pygmy Squirrel)
このボルネオコビトリスは全長約12cm、世界で一番小さいリスで、ボルネオ島の固有種です。
中々ユニークですが、村の周辺では割とよく見かけるリスで、特にランサ Lansium domesticum の木が好きなようで、ピョコピョコ動きながら樹皮を食べているのを見かけます。小さい割に他のリスほど臆病ではなく、結構近づくことが出来ます。逃げても木の裏側に回り込んだりする程度で、しばらくすればまた出てきます。
ボルネオでは結構広く分布しているようです。サバ州東海岸のリゾートやホームステイ周辺のトレイルなんかで見たい時は、ランサの木を目印にしてみるといいと思います。
彼の視線の先には…
この『リロ君』のせいで迷い込んできたようですね。猫は自然に対し良くない存在と言われることが多いですが、ネズミの多い村にとっては必要な家族と言えます。彼もネズミ捕りの達人です。
この後彼はリロ君に捕まることなく森へ帰っていきました。また遊びに来るかな?